師弟愛

 

師の背中に覆い被さる程の勢いで、性急に追い立てた。

早鐘を打つ鼓動、激しい息遣い、目眩を覚える程の。

「はッはッ...はぁ...っく、レーラァ、おれ、俺もう、駄目で.す...っ」

限界だった。若く血気盛んなジェイドに師の様なペース配分など望むべくもなく、急速に昇りつめる感覚に

御する術など持たなかった。

ブロッケンJrは自身も荒い息の下背後を振返ると、愛おし気な眼差しで、この歳若い愛人の動きの一つ一つを追った。

ジェイドの全てが愛おしかった、切ないほどに。何もかも分かち合いたかった。

だから

---自分独り取り残されるのは嫌だ---。

「あ.ふ...っ。も...少しだ.から...お前と一緒に...っイキた...い」

「レ...ラァ、あ.あ...ぅ。はぁっ、俺達...いっしょ.に...っ...」

「ジェイド...ぁあジェ...ィ.ド、はっ、はっ、はっ...ん.ぁぁぁっ」
 

 

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